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2008年1月 1日 (火)

[エラノール] こ・にゃん・たれぶー ものがたり 1

こ・にゃん・たれぶー ものがたり

 

「千の星になって」の管理人甲元さんから、にゃんの思い出を書いてみては?というお話をいただきました。せっかくの機会ですので、もう随分前になってしまったにゃん誕生の頃のことから思い起こしてみたいと思います。

 

  1. こねこ誕生

 当時大学3年だった私は祖父母の家に下宿していました。そこに冬も近いある日、一匹の雌のシャムネコが逃げ込んできたのです。おっとりした優しい顔立ちの猫は、結局そのまま飼われることになり、そしてお腹が大きいことが分かりました。「シャムネコが生まれたらちょうだいね」。祖母と母の間で協定が結ばれました。「北海道の家に猫が来る!」。私も楽しみにしていました。先代のトラネコにゃんがいなくなってしまってからも、また猫が飼いたいとずっと思っていました。

 12月。大学から帰ると子猫が生まれていました。高まる期待をよそに、そこにいたのはミケネコの雌と灰色ネコの雄。もう一匹黒ネコもいたのですが、母猫が物置で出産した際に野良猫にさらわれてしまったということでした。「あ~、シャムネコいなかったね~」、がっかりしながら私は程なく始まった冬休みで帰省しました。

お正月明け、祖母の家に戻った私に吃驚仰天の出来事が待っていました。なんと、あの灰色の子猫がシャムネコになっていたのです。まだ色は薄いのですが、ちゃんとシャムネコ特有のポイントがついていました。あの時の信じられないような驚きと嬉しさは今でも覚えています。そして、とうとう北海道の家に猫が来ることになったのです。

その子猫は物凄いやんちゃ坊主でした。そのせいか祖母がつけた名前は「とら」。今時それはないでしょう~!と思いましたが、白目をむいて私の足元から上へ上へと身体をよじ登ってくる姿を見ると、「やっぱり、ぴったりかも」と納得でした。ミケネコの子猫は「まり」と名付けられました。これは祖母の家で飼われたペットに代々受け継がれてきた名前のようです。昔飼っていたウサギも「まり」だったとのこと。きかんぼうの「とら」とちょっぴり臆病な「まり」。いいコンビでした。そしてじゃれ合う二匹を見守る控えめな母猫。でも、親子三匹で過ごせる日は残り少なくなっていました。

 

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