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2008年3月 1日 (土)

[エラノール] こ・にゃん・たれぶー ものがたり 2

こ・にゃん・たれぶー ものがたり

  1. とら海を渡る

 春休み。これから「とら」は飛行機に乗って海を渡ります。その時は子猫を連れ帰ることだけで頭が一杯でしたが、残された母猫とまりはどんな様子だったのか・・・と今になって思います。

 その頃の飛行機のペット料金は数千円。案外高いものですね。荷物と一緒にとらは運ばれて行きました。そして千歳空港(当時)に着陸。とら、北海道上陸です。子猫入りのキャリーケースはさすがに他の荷物のようにベルトコンベアの上を流れてくるのではなく、係員の方が運んで来てくれました。

そのまま千歳空港駅から特急に乗って旭川へと向かいます。所要時間は約2時間。座席の足元にキャリーケースを置きました。ずっとおとなしかったとらがもう少しで着く頃に「みゃ~みゃ~」鳴き出しました。様子を見ようかなとも思いましたが、キャリーケースを開けてとらが逃げてしまったら困ると思ったので、そのままにしてしまいました。今思うと、朝祖父母の家を出て半日以上とらは飲まず食わず、よく頑張ったものです。真冬の北海道の暖房の効いた列車の床はさぞかし暑かっただろうと思います。私はといえば子猫を運ぶことしか頭になく、世話をすることまで思いが及ばなかったのでした。その頃の自分の浅はかさにあきれてしまいます。

やっと家に着きました。とらは家族、特に母には大歓迎を受けました。すでにネコトイレ等も用意されており、母の入れ込みようが分かりました。さぁ、とらをキャリーケースから出して、感動の対面です。「・・・くさいっ!」。なんと、とらはオシッコにまみれていたのです。列車の中で鳴き出したのは、オシッコをしたかったからなのでしょうか。大歓迎は一転。とらは「オシッコくさい猫」という不名誉な印象を家族に植えつけたのでした。

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